つくるを旅する

美大生・高校生による
デザインの展示

A Design Exhibition
by Four Students

展示は延期となりました

延期後の会期は追って公開いたします

at
Book & Design,
Asakusa
by
Masaki Ando Yoichi Azegami
Taimu Kawana Yuzuna Haraki

!

新型コロナウイルスの拡散防止にご協力ください。

会場入口に消毒用アルコールを設置しておりますので、必ずご利用ください。
発熱や咳の症状がある方のご入場はお断りしております。

4人の旅路とこれから

イントロダクション:安藤 真生

生まれが違う。育ちも違う。学校、バイト、部活、デザインにおける分野......僕たち4人は今までそれぞれの道を歩いてきました。
人生という旅は、選択と偶然の連続だと、僕は思います。あの時、あの部活を選んでいなかったら。あの日、あの人に出会っていなかったら。あの時、勇気を出してリプライを送っていなかったら......そんなことの繰り返しで今僕がいて、これを読んでいるあなたがいます。

いま、ここに偶然4人が集まり、4人の旅路が重なりました。

4人が集まったのは偶然かもしれないけれど、それは一人ひとりの今までにしてきた選択と偶然の集積です。
これから4人が向かう目的地――デザインの分野か、就職先か、それとも自分自身のあり方かもしれない――はそれぞれ違うでしょう。目的地に一直線で向かうかもしれないし、いろんな寄り道があるかもしれない、そんな終わりのない旅。そんな4人の「現在地」と「これから」を、見ていただけたら幸いです。

背景画像(島)

デザインへの応答

展示によせて:カワセ タケヒロ (POLAAR)

今日におけるデザインとは何か、あるいはどうあるべきかという問いに対して、万人が納得する明確な答えを成文することは困難です。設計や意匠、構想といった行いを含意するとされていますが、美術性の水準やファインアートとの境界、目的の有無など、曖昧さが濃いことがこの語の利点であり、不利点でもあるように思います。

制作者ないし製作者としての我々は、気を抜くとすぐに、自分が取り組んでいる方向以外の〝デザイン〟を否定的に捉えてしまいがちです。そしてしばしば、自分が身を置くクラスター(群れ)における正義をもって、他のクラスターや全体にとっても同じであるべきかのように振る舞ってしまいます。

『つくるを旅する』展の4人の作品はそれぞれ、ある地点から見ればデザインとは呼びにくく、別の地点から見れば紛うことなきデザインであると言えるでしょう。

この展覧会は、単なる “学生の4人展” ではなく、上述の問いに対する応答であるように思います。彼らがひと所に集まることで生まれた、作品と作品の間に佇むデザインという行いのコンテクストに、目を凝らしてみてください。

背景画像(島)

Works &
Designers

W. A. Dwiggins: Inheritance and Experiment

タイプフェイスタイポグラフィーブックデザインWeb

William Addison Dwiggins (1880–1956) は20世紀前半にアメリカはボストンで活躍したデザイナーだ。私は彼の様々な分野で横断して発揮されるユーモアと、挑戦的な姿勢に感銘を抱いていたが、同時に今使うことができない書体が多くあることを残念に思っていた。
そのため、私は彼が最後に取り組んだ書体デザインの仕事であり、シャープなエレメントを持って当時のタイポグラファーに称賛された“Falcon”のリデザインである“Roume”という書体を制作した。私は彼の書体デザインのプロセスを読み解き、私のプロセスと組み合わせながら実践し書体“Roume”とその見本帳を制作した。私はリデザインを通し、彼の本来目指した書体の再現と私自身の身体性の融合を目指した。

安藤真生の顔写真 安藤真生のアイコン
安藤 真生
Masaki Ando

1998年岐阜県多治見市生まれ。武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業。在学中のアルバイトを経て、今春から日本デザインセンター オンスクリーン制作室に入社、欧文書体デザイナーを目指し勉強中。僕の知らないところで僕の書体を使ってくれる人がいたら嬉しいです。

安藤真生の顔写真 安藤真生のアイコン
安藤 真生
Masaki Ando

1998年岐阜県多治見市生まれ。武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業。在学中のアルバイトを経て、今春から日本デザインセンター オンスクリーン制作室に入社、欧文書体デザイナーを目指し勉強中。僕の知らないところで僕の書体を使ってくれる人がいたら嬉しいです。

3人からのコメント
川名 泰夢からのコメント
川名 泰夢

果てしない作業量ですが、ただ書体をデザインしているわけではなく、使われていく先や根本の目的など、その前後までをデザインしているのが彼のポスターやインタレーションに現れています。

原木 友寿那のからのコメント
原木 友寿那

安藤さんの展示を初めて見たときは物量に圧倒されるところから熱量を感じ、実際に書体を触ってみるとしぶとく丁寧に設計されているなと感じます。

畔上 陽一からのコメント
畔上 陽一

16,000以上のグリフを備えた超本格的な書体です。自分のクリエーションへの厳しさと、圧倒的な作業量をこなす地道さは自分にはなかなかマネできません。尊敬です。

この作品へのコメント
川名 泰夢からのコメント

果てしない作業量ですが、ただ書体をデザインしているわけではなく、使われていく先や根本の目的など、その前後までをデザインしているのが彼のポスターやインタレーションに現れています。

原木 友寿那のからのコメント

安藤さんの展示を初めて見たときは物量に圧倒されるところから熱量を感じ、実際に書体を触ってみるとしぶとく丁寧に設計されているなと感じます。

畔上 陽一からのコメント

16,000以上のグリフを備えた超本格的な書体です。自分のクリエーションへの厳しさと、圧倒的な作業量をこなす地道さは自分にはなかなかマネできません。尊敬です。

かこう紙

プロダクトグラフィック紙細工

紙の良さを様々な人たちに体感してもらいたい。ただそれだけのために制作した。めくる、開く、透かす、重ねる、差し込む、紙を使ってできる様々な動作は、どれも人の心を動かすきっかけを与えてくれる。Adobe Illustratorとカッティングプロッターの掛け合わせによる紙の可能性の研究。日本で古くからある「たとう折り」から、本来の正方形ではなく赤い花のイメージを元にした丸みのある輪郭線にデフォルメし、堅さを取り除いた。メッセージカード、装飾、カードケース、その他機能を持たない紙のグラフィックなど、仕掛けのあるものからないものまで、是非お手に取って楽しんで欲しい。

川名 泰夢の顔写真 川名 泰夢のアイコン
川名 泰夢
Taimu Kawana

1995年埼玉生まれ埼玉育ち。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、現在同大学美術研究科デザイン専攻在学。

川名 泰夢の顔写真 川名 泰夢のアイコン
川名 泰夢
Taimu Kawana

1995年埼玉生まれ埼玉育ち。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、現在同大学美術研究科デザイン専攻在学。

3人からのコメント
安藤 真生からのコメント
安藤 真生

川名くんの卒制のはじまりを聞いて、素直にいいなあと思うと同時に、そこからこう落とし込むの?とアウトプットの緻密さや美しさにびっくりしました。このひと段落から「次」が楽しみです。

原木 友寿那のからのコメント
原木 友寿那

やれることはなにがなんでもやるぞ、というのが見たら伝わる制作物だなと感じました。この作品を通して書かれたキャプション含めて、初めて見た人でも面白いと思う作品だと思います。

畔上 陽一からのコメント
畔上 陽一

純粋な造形の美しさに惹かれました。具体的な機能や用途がほとんど示されていないことが、それをさらに際立たせているのかもしれないと思いました。

この作品へのコメント
安藤 真生からのコメント

川名くんの卒制のはじまりを聞いて、素直にいいなあと思うと同時に、そこからこう落とし込むの?とアウトプットの緻密さや美しさにびっくりしました。このひと段落から「次」が楽しみです。

原木 友寿那のからのコメント

やれることはなにがなんでもやるぞ、というのが見たら伝わる制作物だなと感じました。この作品を通して書かれたキャプション含めて、初めて見た人でも面白いと思う作品だと思います。

畔上 陽一からのコメント

純粋な造形の美しさに惹かれました。具体的な機能や用途がほとんど示されていないことが、それをさらに際立たせているのかもしれないと思いました。

だれかとの庭

プロダクトインスタレーション

いつか見た空は、どんな形をしていたか。かつて聞いたあの鳥の声は、どんな輪郭をしていたか。あの日嗅いだ林のにおいは、どんな温度をしていたか。拾った外の形を、家の中へなじませていく。薄い境界で外と内が分けられた遊び場で、どこかの景色から拾ってきた色や形と触れ合うことのできる場所。

原木 友寿那の顔写真 原木 友寿那のアイコン
原木 友寿那
Yuzuna Haraki

1995年生まれ静岡育ち。東京藝術大学美術研究科デザイン専攻。気配を感じ取れる作品を、楽しく作る人になりたい。

原木 友寿那の顔写真 原木 友寿那のアイコン
原木 友寿那
Yuzuna Haraki

1995年生まれ静岡育ち。東京藝術大学美術研究科デザイン専攻。気配を感じ取れる作品を、楽しく作る人になりたい。

3人からのコメント
安藤 真生からのコメント
安藤 真生

見るだけで感じられるような、この展示の世界観を作ってくれた原木さんの作品は、コンセプトも、それを伝える言葉も自分からおおよそ出てこないものばかりで色々なことが衝撃でした。

川名 泰夢からのコメント
川名 泰夢

色は使うと濁り不鮮明になるものですが、彼女の作品はむしろ配色の豊かさに溢れ、それと同時にデザインが明快になっていく面白さがあります。人の過去を想起させるデザインです。

畔上 陽一からのコメント
畔上 陽一

複雑な仕掛けや奇抜さがあるわけではないのですが、積み木の置かれる空間の動きも意識した造形と配色によって新しい体験を作っているのがすごいと思いました。

この作品へのコメント
安藤 真生からのコメント

見るだけで感じられるような、この展示の世界観を作ってくれた原木さんの作品は、コンセプトも、それを伝える言葉も自分からおおよそ出てこないものばかりで色々なことが衝撃でした。

川名 泰夢からのコメント

色は使うと濁り不鮮明になるものですが、彼女の作品はむしろ配色の豊かさに溢れ、それと同時にデザインが明快になっていく面白さがあります。人の過去を想起させるデザインです。

畔上 陽一からのコメント

複雑な仕掛けや奇抜さがあるわけではないのですが、積み木の置かれる空間の動きも意識した造形と配色によって新しい体験を作っているのがすごいと思いました。

フォントの実験室

映像ブックデザイン

たくさんの人と、文字のおもしろさを共有したい。そのシンプルな思いから制作したトライアル作品だ。普段は紙やスクリーンに固定されているはずの文字を重力をはじめとした物理法則に従え、転がしたり壊したりするのを観察していく(ここでは”実験”と呼んでいる)。6種類の実験は、文字と書体の造形性を可笑しみを交えて表現しているだけではなく、タイポグラフィやグラフィックデザインの知識へと繋がるようにデザインされている。また、重力を取り入れた映像表現はデザイナーの造形的なバランス感覚を可視化してみせることを意図したものでもある。文字や書体にはそれほど興味がないという人も、この作品を通して文字の世界をすこし奥まで一緒にのぞいてみてくれたら嬉しい。

畔上 陽一の顔写真 畔上 陽一のアイコン
畔上 陽一
Yoichi Azegami

2003年埼玉県生まれ。埼玉県立伊奈学園総合高校在学中(今春から3年生)。美術部に所属。グラフィックデザイナーを目指して勉強中。デザインの仕事に興味を持ったきっかけは中学2年生の頃、自分のiPadで制作した宿題の壁新聞が評判になったこと。

畔上 陽一の顔写真 畔上 陽一のアイコン
畔上 陽一
Yoichi Azegami

2003年埼玉県生まれ。埼玉県立伊奈学園総合高校在学中(今春から3年生)。美術部に所属。グラフィックデザイナーを目指して勉強中。デザインの仕事に興味を持ったきっかけは中学2年生の頃、自分のiPadで制作した宿題の壁新聞が評判になったこと。

3人からのコメント
安藤 真生からのコメント
安藤 真生

展示を準備するなか、何度も驚かされてきた畔上くん。自分は「使えること」を重視していつもものを作ってしまうけど、人に気づかせる工夫とその実行力に感心させ続けられています。

川名 泰夢からのコメント
川名 泰夢

ワンマンになりがちなデザインの畑にふふっとなるような可愛らしいユーモアを与えてくれるそんな作品です。文字の楽しさを人に伝えようと試行錯誤する温かさと説得力が彼の凄みです。

原木 友寿那のからのコメント
原木 友寿那

文字はちゃんと組まないと四方八方からつつかれそう。と緊張している人間なので、純粋に「楽しい」から入ることができ、書体への興味のとっかかりを掴める作品だと思います。

この作品へのコメント
安藤 真生からのコメント

展示を準備するなか、何度も驚かされてきた畔上くん。自分は「使えること」を重視していつもものを作ってしまうけど、人に気づかせる工夫とその実行力に感心させ続けられています。

川名 泰夢からのコメント

ワンマンになりがちなデザインの畑にふふっとなるような可愛らしいユーモアを与えてくれるそんな作品です。文字の楽しさを人に伝えようと試行錯誤する温かさと説得力が彼の凄みです。

原木 友寿那のからのコメント

文字はちゃんと組まないと四方八方からつつかれそう。と緊張している人間なので、純粋に「楽しい」から入ることができ、書体への興味のとっかかりを掴める作品だと思います。

Event

ギャラリートーク(延期)

出展デザイナー4人がそれぞれの作品をスライドと共に解説します。一人当たり15分、全体で1時間ほどを予定しております。どなたでもご参加いただけます。お気軽にご来場ください。

日時 未定
場所 Book & Design
予約 不要

また、最終日以外にも出展デザイナーが交代で在廊しております。お気軽にお声がけください。

背景画像(島)

Access

Book & Designの写真

〒111-0032 東京都台東区浅草2-1-14 3F
朝日信用金庫となり。大通り沿いの階段からお入りください。エレベーターはございません。

都営浅草線 浅草駅 松屋方面改札から徒歩6分
東京メトロ銀座線 浅草駅 松屋方面改札から徒歩3分
東武スカイツリーライン 浅草駅北口から徒歩1分

Book & Designの写真